2023年2月24日金曜日

レダ開拓24周年 新春特別集会 報告

1999年から、南米パラグアイの北部、プエルト・レダ摂理を進めてきた方々の新春特別集会が、2月18日(土曜日)、東京都渋谷区の松濤で日本国家メシヤをはじめ、賛同者、レダ開拓に協力、帰国した青年ら合わせて約150人の関係者が参加して開かれました。

後藤誠一さんの司会で、第一部は始まりました。まず、この1年間、韓国で開催されたさまざまなイベントの映像を上映。そして現在、ロシアがウクライナに侵攻し甚大な死者・被害難民を出している戦争の終結やトルコの大地震の被害者を悼むとともに、この1年に聖和された6人の国家メシヤの冥福を祈りました。(上田光明さんは前夜に聖和されました)
「天一国の歌」の讃美、敬拝、家庭盟誓と続き、天一国特別巡回師である飯野貞夫先生が代表報告祈祷され、真の父母様に花束が贈呈された後、竹之内美紀さんによる「パンタナール讃歌」を祝歌として捧げられました。


レダ開拓は、提唱者の文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻のご指導により始まりました。「天国のモデル基地を建設しなさい」というご夫妻の強い言葉に先輩長老家庭の国家メシヤの諸先生の奮闘から始まりました。
この日、レダ開拓当初から今日まで24年にわたり現地プロジェクトに専念された大和田法生さんと、長きにわたり各プロジェクトに参加、昨年春に現地で聖和された伊達勝見さんの2人に表彰状が贈られました。
 

今年24周年迎えて、いよいよ二世時代を迎えて、昨年春には島田賢二さん夫婦が、4人のお子さんとレダ移住。昨年からレダで長期にわたって活動してきたチャパボラ(チャコ地方・パラグアイ・ボランティアの略称)1期生の6人が、前日の17日に帰国し、この日元気な姿で出席しました。
青年担当の藤生輝彦さんが、チャパボラ参加メンバーを紹介しつつ、彼らの仕事ぶりを讃えました。その一人の岩本聖義さんは、「私は世界の環境問題に関心があり、チャパボラに参加。エビ養殖実験をしていました。現地の方々の生活の実態を知り、その向上を図るには、み言葉のよる教育と各プロジェクトにより経済基盤の確立が必要だとわかりました。しばらく日本で勉強し、またレダに行きたい」と語りました。岩本さんの証しに会場は温かい拍手に包まれました。
 


この日の記念メッセンジャーとして、天の父母様聖会神日本大陸会長ご夫妻が招かれました。まず、ご夫人の藤之原和代さんが登壇されました。現地で活動した青年たちの活躍を讃えて、「日本の若い方に希望と勇気を与えるものです。チャパボラへの参加を呼び掛けるビラを全国に配布して、レダの活動の後押しをしたいと思います」と語られました。この提案に詰めかけた会員一同は、賛意を示す拍手がこだましました。

次に方相逸大陸会長が登壇され、まずチャパボラ・メンバーの活躍を讃えました。そして、「レダは韓国語で『わたしだ』という意味です。したがって『レダはわたしの課題だ』ということになります」と語られると、会場は笑いに包まれました。
「開拓」といえば、ピューリタンがメイフラワー号に乗り、アメリカ大陸を開拓した話は有名です。信教の自由を守るために、まず教会を建て、学校を建ててから各自の家を建てたたいう逸話の通り、「彼らは、神様を迎えるために開拓したのです。よって、キリスト教を背景に今日の世界を政治、外交、経済をリードする最先進国家となりました」。
それに対して、スペイン、ポルトガルは、南米の金銀やさまざまな資源を収奪するために、植民地支配を行った。「このために中南米には神様を迎えることができなかった。中南米に入った欧州の人々の行為の結果が、今日の中南米のさまざまな課題を抱えている姿となったといえるでしょう」。方大陸会長はこのように、北米と南米の違いを分析した上で、南米のパラグアイで開拓する神様を中心とした開拓の意味を語られました。
その後、方大陸会長の祝祷を受け、記念写真を撮り、第一部は終了しました。
参加者は、「私たちの運動が厳しい環境にある中、力強いメッセージをいただき感謝です」「リーダーの方々が未来に向かって改革を進められ証しに感動しました」「各地での現状を打破する動きが活発に行われている報告を伺い、新たな出発ができました」という感想を述べていました。
 
第二部は、柴沼邦彦さんの司会で始まり、来賓として竹内啓晃大陸副会長が登壇。竹内副会長は、「これまでの私たちの歩みはゴムボートに乗って激流を下るようなものでした。一人一人が命知らずで、ただ目的地に向かって推し進むだけでした。しかし、今は大型船で家族や一族、その他大勢の人々と海原を航海するようなもの」と譬えながら、「さまざまな点で大きく改革しないといけない。改革というが変わらなければものと、変えてはならないものとをより分けながら進んで行きたい」と語られました。
 


この後、藤生さんが立ち、「世代融合」を合言葉に、シニア層や青年たちが積極的に関われるように、ネット時代にふさわしい試みを行っていくことを表明。チャパボラ参加メンバーは「カントリーロード」を歌って、気勢を挙げ、会場は大盛り上がり。

中田欣宏さんは、今年は、パクー養殖をはじめ、水産加工の推進などを軸とした自立経済体制の確立を目標と掲げ挙げ、一層の協力体制を維持することを表明しました。
最後に、吉村敏明さんの音頭で「億万歳」を捧げて、すべてのプログラムが終了しました


(文責:和田賢一 写真:石川 仁)

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