2022年6月6日月曜日

2022年6月4日 元老・先輩家庭特別集会の報告

世界平和統一家庭連合は、天一国10年天歴5月6日(陽暦2022年6月4日)土曜日午前10時半から、東京都渋谷区の松濤本部で、元老・先輩家庭特別集会を開催しました。参加されたのは、久保木夫人をはじめ43双家庭、777双家庭と国家メシア(1800双家庭含む)、そして1800双家庭会の役員合わせて約150人の方々。コロナ禍によって開催されるのは約2年ぶりです。

 この日の特別メッセージは、方相逸・神日本大陸会長ご夫妻、特別講話は日本家庭連合会長の田中富広氏、そして日本家庭連合企画調整室長の趙誠一氏の方々でした。

 集会はまず、天一国国家の斉唱、天の父母様・天地人真の御父母様への敬拝、家庭盟誓、777双家庭会事務局長・後藤誠一ご夫妻による真の父母様への花束贈呈と続き、牧会者指導官・阿部知行氏の代表報告祈祷で始まりました。

 そして現在、韓国・清平で進行中のHJ天苑宮プロジェクトの全容を紹介するビデオ「天苑宮」が上映され、その進捗状況が報告されるとともに、天苑宮建設の摂理的意味が明かされますと、見る者の関心と共感、協力への道しるべとなりました。

 特別メッセージとして、方大陸会長ご夫妻が登壇され、まず藤之原和代ご夫人が立たれて講話されました。

 夫人は先輩家庭の方々とお目にかかることができたことを嬉しく思うと述べられました。そして、「天の摂理が大きく進展していくこの時に、何故に夫が重要な位置に立てられたのかと考えてきました。夫は、何事でも手掛ける時は、短時間で結果を出す人です。その意味では人間業ではないようです」と方会長の性格や行動を分析。日韓両国にとって、新しい時代を迎えようとしている時に、民族の違いを越えて、一体となって摂理を進める上で、「日本への期待が大きい今、天運を運んでくるような人が必要とされています」と語られ、方会長とともに天が願われる摂理をやり遂げたいと決意を表明されました。

次に方大陸会長が登壇されました。

方大陸会長は、大きく2つのポイントでお話されました。一つは、教会の2世、3世、また青年たちの実態に関して、厳しい分析をされました。全国で何万人いう青年が、教会活動に参加していないこと、また活動参加の男女数の差があまりにも大きいことなどを憂いて、いかにして彼らを教会につなげられるかが課題であると表明されました。

 その上で、現在、全国各地で青年向けの「サッカー・ピースカップ」を開くと大勢のメンバーが参加。その上で「み言葉につなげていくことが大事だ」と言われ、「今後、サッカーのみならず、卓球ピースカップなどを企画中です」と明かされました。また、絵画コンクールで優勝したり、調理師料理コンテスト福井県大会で1位になったり、陸上円盤投げで好記録を出すなどの青年男女がいることを証され、「2世に優れたメンバーが大勢いるのだ。希望ではありませんか」と語られました。

 さらに方大陸会長は、過日、真のお母様の前で、ご自身の6人の子女が結婚し6人子女を生み、10代経つと日本の人口より多くなる計算ですと述べられたことを明かされました。お母様の感想は「それはいいね」「いい作戦だね」というものであったことも併せて披露されました。

 お母様の期待は、新しい時代を担う青年の育成に、とりわけ2世の霊肉両面の命の大切さに心を傾けられておられるエピソードであり、この話に会場は割れんばかりの笑いに包まれました。

 2つ目は、韓国大統領選挙で、保守系の尹錫悦氏が勝利したことによる新政権下での摂理行方についてです。5月10日、第20代尹大統領の就任式がソウルの国会議事堂前で開かれ、方大陸会長は李成萬氏らともに招待されました。参列者は約4万人。大空に瑞雲が浮かんでいたといいます。

翌日、方大陸会長はお母様にお目にかかった折り、天正宮の上空にも瑞雲が浮かび、お母様は「私がここから送ったのよ」とおっしゃられたと証されました。また、新大統領は、かつての大統領官邸「青瓦台」でなく、旧国防省ビルで執務を開始。このビルはソウルの龍山地区にあります。龍山には前本部教会、天福教会、協会本部、世界日報などがある地区で、お母様は「私たちの懐に入ってきたね」とおっしゃられたと方大陸会長は証されました。

 5月11日、新大統領晩餐会が開かれ、その際も方大陸会長らが招待されました。方大陸会長は今後の摂理を推し進めていく上でも、晩餐会に出席している「政界、財界などの要人と懇談する機会を持ちたい」と考え、尹大統領の側近、閣僚、国会議員、民団関係者などと親しく懇談されたと話されました。過日、方大陸会長は、帰国後、民団幹部と懇談するなど精力的な働きをされているとも述べられました。

 この晩餐会には尹大統領は出席されない予定でしたが、急遽出席されました。その時、方大陸会長は是非とも、「大統領と言葉を交わしたい」と、目の前に来た大統領に祝賀の言葉を大きな声で表明。その時のシーンは新聞に写真掲載され、TVニュースでも大統領と方大陸会長の顔が大きく放映されました。一連の出来事は奇跡と呼ぶにふさわしいものしょう。

 方大陸会長は締めくくりに、「新しい歴史が出発する時です。結実の時です」と述べられ、ともに励んでいきましょうと呼びかけられました。

 

 方大陸会長のメッセージが終わると、元老・先輩家庭で、2022年に卒寿1人)、傘寿27人)、喜寿36人)を迎えられた方々へのお祝い品の贈呈がありました。この日の集会に傘寿17人、喜寿19人(代理参加含む)が参加されていました。この後、方大陸会長ご夫妻を囲んで記念撮影臨むと、会場全体が長寿を祝う拍手に包まれました。



この後、全体写真を撮って午前の部を終了し、元老牧会者会長の小山田秀生氏の勝利提議(乾杯)で昼食に入りました。

 

 午後の部は、真のお母様がお父様に捧げられた「手紙」のビデオ映像から始まりました。そして田中富広会長が特別講話として、ムン・ヨナニムとの交流の中で教えられた信仰上の事柄をお話くださいました。

「ある時、ヨナニムはこのようなことを話されました。私は真のお父様の聖和の後、お母様と同じ境遇にたったので、お母様のご心情を理解できるとして、侍ってきました。しかし、ある日、お母様が孤独の世界を語られました。その言葉に衝撃を受けたというのです。頭をハンマーで撃たれたようでしたと。私は自分の愚かさを痛切に感じましたと言うのです」

 お母様はお父様亡き後、「中断なき前進」を標榜して指導されてきたお立場と自分たちの立場があまりにも違うことを、教えてくださったのではないでしょうか。

 また、ヨナニムは家庭の中で自身の子女に問題があった時、「出て行きなさい」と韓国語で言うと、翌朝、子女は荷物の整理をしていた。「どうしたの」と聞くと「出て行けと言われたので出て行く」との返事(言語の違いからくる理解の違い)。この一件からその後、「私は英語圏で育ってきた子女に韓国語を学ばせるため、韓国の学校に通わせることにしました」と。真の父母様との心情関係を結ぶためには、父母の言葉(韓国語)を理解しなければならないとの教訓であったのではないと田中会長は言うのでした。

 また田中会長はお母様の歩みは理解できない画面がこれまで幾度かあったことは事実ですと言われた。ヨナニムもそのようなことがあったと言われ、その際、お父様ならどう思われるか。それは摂理を任せられたお母様に「やってみなさい」といわれるに違いないだろう、というのです。ヨナニムは「すべてに責任を負われているお母様に対する心情が晴れました」と言われたことを、田中会長は証されました。

 

 次に登壇されたのは、趙誠一室長です。



 趙室長は最初に、お母様のみ言葉を紹介されました。「私が霊界に行くとき、長老一人一人、綺麗な姿で連れて行きたい。苦労した先輩家庭を天寶家庭として一緒に行きたい」。これがお母様の心情ではないかというのです。

 また、先輩家庭はじめ祝福家庭は、すべての真のご家庭にご子女様が戻ってくるためには、お母様と一体となって勝利していく以外にない。お父様は2000年のキリスト教の土台の上で摂理をされるのが本来の姿。完全な勝利を終えられたが、国家復帰のみ残っている。後を引き継がれたのがお母様です。聖和後、3年間の精誠はお父様の心情と一体となられる歳月だった。それを勝利されたお母様は、「孝情」という世界を打ち出された。

 お母様は「神様は知恵深い方ですね」と言われた。それは、お父様とお母様の誕生日は同じで、年の差は23年。お父様の歩みの後、お母様が引き継がれていく。今日の摂理を考える時、これほど摂理の妙はありません。

 真の父母様はこれまでどの国よりも日本を愛してくださいました。1965年世界を巡回され聖地決定される時も日本は恵まれました。韓国宣教師を派遣するにしても日本に多く派遣しました。それを受けて、日本の宣教師が世界のために出て行きました。

 真の御父母様のみ旨の青写真はすべて整っているのです。後は一つ一つ完成していくだけなのです。摂理的に日韓米が一体となって前進して行くときです。韓国の政治情勢は大きく変わりました。またインターネットを通じて、日韓米、そしてカンボジア、セネガルなどの国々が重要な働きをしています。2023年5月5日に向かって前進して行きましょう。

 趙室長のお話は、今の摂理を進める上で、課題や疑問に答える形で、お母様のみ言葉を語られ、また最近の摂理の背景を明らかにされたお話で、聞く者には大いに感動かつ確信をもっていくための尊いものであったでしょう。

 

予定されていたスピーチがすべて終了した後、太田郁恵さん(777双)が、高橋和子さん(1800双)の伴奏で「世界の友よ 手をつなごう」を歌われ、その美しい歌声に合わせて参加者も歌いだし、会場に温かい歌声が響き渡っていきました。

 最後に、777双家庭会会長の中村総一郎氏の音頭による力強い億万歳で、この日の特別集会は終わりました。

 なお、元老・先輩家庭のこれまでのご苦労と長寿を祈念する意味を込めて「くじ引き」が行われました。このためHJマグノリア財団などから多数の協賛品が用意されました。




文書執筆は和田賢一さん、写真撮影は石川仁さんになります




0 件のコメント:

コメントを投稿