天寶1800双祝福家庭でドミニカ国家メシヤの國時昭彦兄が去る12月24日午後、虚血性心不全で聖和されました。享年75歳でした。12月28日(水)午後6時から地区帰歓式、翌29日(木)午前9時半から地区聖和式が、それぞれ神奈川県川崎市の孝成家庭教会で執り行われました。
地区帰歓式は、世界平和統一家庭連合、田中富広会長を主礼に、1800双祝福家庭会長の北澤敏彦氏が報告祈祷、1800双二世の中村安則さんが証をされ、厳かに挙行されました。
主礼の田中会長は、國時兄が高校3年生の時に教会に入られ、ソ連(当時)に留学された後、帰国後、勝共活動や海外宣教団の支援などに専念されたことを紹介しつつ、「世界的な視野に立たれ、天の父母様と真の御父母様への献身的な生涯を送られました」と國時兄の歩みを讃えられました。さらに、み言葉の生死観に触れ、「私たちの生涯は生きる時も、この世を離れて霊界に於いても、一貫して変わらぬ天の父母様と真の御父母様への孝情の歩みを成しましょう」と語られました。
地区聖和式は、天一国特別巡回師でモナコ国家メシヤの柴沼邦彦氏が主礼され、ガイアナ国家メシヤ・山岡建雄氏の報告祈祷で始まりました。
主礼・柴沼氏は「聖和の辞」で、國時家の家系に触れ、祖父も父親も、世を憂う激しい心情にあふれた方で、その激情を受け継いだ國時兄は、ソ連留学や東欧の政治・経済・社会の現状を直接見聞きして、共産主義国の救済と勝共活動の重要性を心に決めて、帰国後大いなる活動の原動力とされました、と述べられました。
送辞では、國時兄の息子さん一明さんが立たれて、神様を愛し、父母様を愛した一徹な父の後を継いで、この道を行きます、という決意の籠った言葉を述べられ、満場の拍手を浴びていました。
帰歓式、聖和式の終わりに施主の幸子さんが立たれて、「強い信仰で一生を貫いた夫と共に歩んだ私たち一家は幸せでした。ご参席いただいた皆様にも心から御礼申し上げます」と感謝のあいさつをされました。
國時さんはソ連から帰国後、勝共連合、世界宣教本部、世界日報社、世界平和連合などの要職を歴任されるとともに、ロシア、ウクライナ、南米、アフリカへの宣教活動を務められ、現地の方々との深く関わりを重視され、多くの人脈を維持されていました。
両式典には各双の祝福家庭をはじめ、各関係機関の代表者ら多数参席し、それぞれ100名以上の食口が生前の國時さんを偲びました。
聖和式最後の棺へのお花入れ際、お孫さんたちが口々に「ありがとう」「いってらっしゃい」と祖父の國時氏への掛け声が響きました。お孫さんたちへのほほえましい笑い声と、禁じ得なかった涙声が会場に流れる中、國時昭彦兄の棺は群馬県の尾瀬へと旅立たれました。
(文)和田賢一、(写真)石川 仁、和田賢一
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